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 ソフトに問題があってこのブログしばらくお休みした。で、いつものようにTムラ君の懸命な努力で復旧したのだが、こちらも休み癖が付いてしまいつい長期欠勤となってしまった。
 その間に「藍工房かや野」の藍染め作品展が始まっていたし、東村山・マチダ君や埼玉のS根・K清母娘さん、日経のA田さんといった函館に熱い思いを寄せる方々がおいでになり、一方終にと言うかとうとうと言うか、あの港函館の象徴・ゴライアスクレーンが永久に姿を消してしまった。
 で、書きたいことや言っておきたいことはたくさんあるのだけれど、急を要する弥生小学校を考える会からの「専門家による リノベーション説明会 開催のお知らせ」というのを...

...校舎を壊すことなく機能、環境を向上させ、価値を高めて未来へつなぐ、近代化改修(リノベーション)を提唱することからこの会はスタートしました。関心、反響が高く、市民のみなさんの古き良き物を大切にして行きたい、という想いを感じています。この度、全国の歴史的建築物の保存、近代化改修の第一人者である川島智生氏(神戸女学院講師)、西沢英和氏(関西大学准教授)が来函し、函館市長・教育委員会・函館都市建設部との意見交換会が7月3日に実現します。
つきましては翌日の7月4日に、両氏からの前日の意見交換会での函館市の対応、全国のリノベーションの実例と弥生小学校における具体的な方法の説明、参加者との意見交換などを中心に懇談会を開催します。とてもわかりやすい解説をしてくれる方々です。弥生小学校の解体が秋にも始まります。このままでは、校舎は産業廃棄物として捨てられます。この校舎を重要文化財として未来へつなげることも、みなさんの関心が大きな力となることで実現する可能性があります。ぜひ、参加をお願いします。
日時 7月4日(土) 午後2時より
場所 元町 遺愛幼稚園 元町4−1(西高校となり)
                         弥生小学校を考える会
                           谷目 基  石田亮介


 市民が選択したオルタナテイブ「歴史と文化を誇る都市」になるのか、あるいは「ゴミと借金まみれの都市」であり続けるのかが試されている。

IMG_4906.jpg 函館市が進める弥生小学校解体新築計画に対し、もう一つの"オルタナテイブ"を提案する会が誕生した。教育委員会の主張した「PTAや同窓会の要請による解体新築...」が全体の合意では無かったことや、「子供達のためにのぞましい教育環境」が解体新築のみでは無いということがわかる。以下に趣意書を転載するのでお読みいただきたい。

...壊れたおもちゃを息子と直してるいるとき、子に言われた。「お父さんは、弥生小学校をなおせないの? なおして。また通いたい。」
ズキンときました。古いものを修理する仕事をしてるものですから、おもちゃが壊れても、すぐに処分して新しいものを買い与えずに、「壊れたら直せばつかえるんだ、最後まであきらめないで直す努力をしよう」なんて偉そうに子供にいっていました。
 
古い建物を壊すことなく時代に合わせた補強、改修をし、価値を高めて未来へつなぐ、リノベーションと呼ぶ工法に、解体新築の流れを変える可能性があります。その可能性があるのになかなか声をあげられずにいました。それは、今更声をあげて混乱が生じれば、動き始めた新校舎の計画がさらに延びてしまうのではという不安でした。親ですもの出来るだけ早く新校舎での生活を、旧西小、旧弥生小の子たちみんなで仲良くはじめてもらいたい。延びるようなことがあれば、きっとだれも耳を貸してくれない、そう感じています。

動き出している計画を邪魔することなく、解体新築の方向を校舎部分の保存改修に変えられないか、そのことを考えてみようとこの会を立ち上げました。

市長、市民、父兄、子供たちみんなの熱意が必要です。古き良きものを簡単に新しいモノに置き換える、その風潮をもう一度見直し、古きものをさらに魅力あるものにしていく、この試みは、函館なら出来る力があると信じています。保存改修のノウハウを函館の建設業界が成熟させていけば、きっと世界から注目されるはずです。

どうか、私たちの声に耳を傾けてくれませんでしょうか。行動を起こすだけの価値が、魅力が、この校舎にはあると確信しています。計画を邪魔するのではなく、むしろ新しい風を送り続けて行く、そんな会にしていきたく思っています。「最後まであきらめない努力しなさい」と息子に言い続けてきた言葉を、今度は自分に言い聞かせています。

ぜひ、皆さんの声を聞かせてください。yayoi@ing-lab.net がこの会のアドレスです。

弥生小学校を考える会      谷目 基    石田 亮介


 以上である。

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 これは昨夜のことだが、函館市による「西小学校・弥生小学校統合校新築基本設計案」の市民向け説明会が開かれた。前日も同じ要領で開催されたのだが、二日も続けて同じ内容の説明会を開催するところに「市民合意形成」に努力する行政側の熱意が見えなくもない。
 説明する側は、都市建設部と教育委員会の部長さんとか課長さんたち併せて10名ほど。説明される側といえばおよそその4倍といったところだが、見渡せば知人友人や同志といった顔が半分ほどお出でで、両雄昨夜に継いでの討論という雰囲気。官と民は二夜にわたって熱心に小学校存続問題を語り合ったという事になる。
 基本設計説明会という趣旨だから当然なのだが、まず新校舎の設計趣旨の説明があり、その後質疑応答となった。現校舎修復保存要望は昨夜の会で出尽くしたらしく、今回は新校舎の機能や樹木、プール、駐車場等に関するものが中心だった。
 店主は、現PTAのT目さんやI田さんら「弥生小学校を考える会」が提出したリノベーション手法実現の要望を行政側がどのように受け止めたかを知りたかった。そこで最後に質問を求めたのだが、生涯学習部長は「そうした研究は一般論で...」といったような回答。さらに、校舎を残すため費やすべきエネルギーと壊すため支払ったエネルギーとを比べると、いままで壊すためのエネルギーばかりが突出してるように見える、どんな人のどんな意見であろうが聴くべきで、残すための努力として考える会が提案してる研究発表の会を実現させるべき...と店主は迫った。
 部長はいったんマイクを握ったので我々はその返事を待った。しかし返答は意外なところから返ってきた。司会進行の生涯学習部K林次長が「意見として聞き置きます...」と仰るのだ。聞きたかったのは司会者の返答ではなかったけれど、しかし次長として何か対応をしてくれるという意味に理解した。K林次長は保存を願う店主の要望を聴いてくれたわけだからとても嬉しい。立場上たいへんだろうが一日も早く実現してくれるのを待っているところだ。

 昨日から気になっていたのだが左腕に妙な模様が浮かんでいる。腕まくりしたセーター袖口の痕でもなさそうだし、これは一体なんなのか?なぜこんな痕跡ができたのか?まったく不思議でならない。よく見れば縄目模様にみえる。あるいは縄文文化に造詣深い版画家"山猫博士"との交友関係が影響したかと真面目に思ったりした。
 昨年暮れ頃だが、近所にアフリカ太鼓奏者のハッシーさんが越してきた。ジンバブエとかセネガルといったあたりに出かけては現地の音楽家、といってもその殆どが太鼓関係らしいのだが、と交流してるという。ときおりハッシーさん宅前を通るとアフリカの熱いリズムが流れていて元町は世界の交差点だというのが実感できる。
 実は昨日わけあって彼の居宅を訪問した。きちんと整理整頓された室内にいささか驚いたが、長州生まれの彼は案外武家の血筋家庭に育ったのかもしれない。そして当前だが、様々な種類の太鼓をはじめたくさんのアフリカが並んでいた。とりわけ店主の目を釘付けにしたのがセネガルのトーキングドラムだった。
 店主の熱い視線の力にもよるが、ハッシーさんのおおらかな人柄とが相まってその太鼓は現在ギャラリーに滞在中だ。ときおり店主はそれを小脇に抱え、右手に持った木製ステックで鼓面を打つ。するとここはもうアフリカだ。太鼓に張られた縄目ストリングに力を込めると高音に、弛めると低音になるのだがその微妙な変化が面白くてならない。店主左腕の模様なのだが、つまりそれはそうして太鼓の音程を高めたり弛めたりしたその悦楽の名残だというのが今解った。
 電話だってメールだって良いし切手を貼った手紙だって届く、しかし今の店主にはこうしたアフリカ太鼓のトントントンが的確に届きそうな気がしている。
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 これは昨日のこと。定休日でも3時起きでもなかったけれど川で一日過ごした。全身にはまだ木々の緑がしみ込んでるし、耳には絶えることなく囁き続ける水の音や、時折森の奥から届いたカッコウや山鳩の鳴声が残っている。遊んでくれたのは数も形も小さいヤマメやイワナだったが、しかし同行した環境対応建築物設計家S田さんの心ではいつまでも泳ぎ続けるはずIMG_4869.jpgIMG_4871.jpg
 函館市、とりわけ愚かで厚顔無知な教育委員会のため今や風前の灯火なのが弥生小学校校舎だ。行政は現在、取り壊し後に建てる基本設計図面を作成して市民団体に説明に回っている。計画では実施設計が6月に作成、校舎取り壊しはこの秋になりそうだ。
 市長もそうなのだが、残念ながら一部市民の中にはわれら保存派の思いが正確に伝わっていなく、未だ「骨董好きの連中のわがまま」といった程度の認識が多い。そこで急な事で恐縮だが、弥生小学校校舎の建築学および建築史学的な重要性に注目、徹底的に調査検証を進めているS田さんの講話会があるのでご案内する。本当は市長および教育委員会にこそ聞かせたいのだが、興味ある市民はぜひ馳せ参じていただきたいと思っている。

時 6月2日 午後6時から
所 元町 遺愛幼稚園
 パラノイア的に紹介し続けてきたけれど、大三坂カトリック教会前マーガレットは本日無事開花した。近くではすでに幾つか花開いたのがあったのだが、これもまた定点観測、小さな蕾のうちから見続けてきたので愛着ひとしおの個体なのだ。これを肴に今夜は少し良い酒で乾杯するつもりである。
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 カトリック教会前のマーガレット蕾だが、このところの陽気で開花準備が整ったようだ。なにか秘密を握りしめてるらしき気配があり、店主実はは日夜監視怠りないでいる。今日など朝と昼2回の巡回だった。見たところ特別店主の弱みが隠れてるようにはみえないが、しかしあれこれ思い当たるところもあり、まあ油断はならない毎日だ。
 昨日までの雨でテニスはお休み、快晴無風今日はとても良い一日だった。大きな変化があるワケじゃないが今日
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半日で蕾はこれだけ成長したので見比べていただきたい。

 昨日の「ゴライアスクレーン解体撤去」の話題にfinchesさんからコメントをいただいた。函館開港150周年の馬鹿騒ぎより、函館後悔15周年をやった方がと思うこの頃です...と仰る。将来展望などあればこそで、ただひたすら目先の経済的利益最優先で遺産や資産を取り壊し、食いつぶしてきたのが函館市である。「エチゴヤと縁切り、こどもたちの未来を守る」と市民に期待を抱かせたた新市長だが、しかし弥生小学校といい、この度のクレーンといい大事な局面での風向きは相変わらずエチゴヤから吹く風ではないか。
 かって飢饉の時は道ばたの野草でも食べた。しかしどんなに辛くても種籾には手を付けなかったものだ。種籾の消滅は集落の消滅を意味したのだ。函館の歴史的景観はまちがいなくその種籾に他ならない。未来の世代はこれを頼りに生きて行かねばならなく、何が何でも守り抜くという気迫がなければ簡単に消滅するだろう。
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 景観論議沸騰してたころだが、「どんな景観だって見てるうちに慣れるよ」と語っていたのを思い出したが、その見慣れた景観をまた簡単に破壊する市長に「信念と想像力の欠落」を感じてしまった。
 画像は今朝、濃霧の中の函館。

 辺見庸さんが新聞紙上で「水の透視画法」という連載を書き続けている。そこでは
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言葉を慎重に選びつつ、社会に澱み蔓延る悪しき構造に一貫して疑義をとなえ続けているのだ。店主は、元町の隠れ家でウイスキーを飲みながら夜明けまで語り明かしたそんな幸運を思い出しながら、幾度も幾度も読み返す。そしていつも「進む道はこれしかないぞ、それがどんなに辛くともだ...」と勇気付けられている。
 ここが問題なのだが、だからといって日々勇気凛々と生きられるかというとそうではない、というよりも益々滅入る事のほうが多くなる。弥生小学校解体問題などその典型で、知れば知るほどその馬鹿馬鹿しさに絶望的になる。思えばそんな事例は増えるばかりだ。知らぬが仏とはよく言ったものとあらためて思うが、実は函館市所有のゴライアスクレーンの解体撤去確定が一昨日大きく報道された。

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