ワーズワースは...その2

風が少しあるけれどやはり美しき五月の函館です。で、今日もワーズワースについて少し...。
昨日読んだ彼の"Daffodiles"にも、岸辺の水仙を眺めて『歳を経て足腰立たなくなった時に、安楽椅子で感動を呼び覚ますそんな水仙たち!」と素 朴に自然を讃えます。それがロマン派のロマン派たる所以、ひとえに褒め称えるべき自然があったという事実が尊いわけ。その後、地球は災厄まみれになってし まうが、そんな現代から振り返ると「美しいものはいつまでも存在しないよ」と詩人は言いたかったのかもしれない。ピーターラビットの故郷、ナショナルトラ スト誕生の地であるレイクデイストリクトの一角に忌まわしき核燃料処理施設をつくり、あろうことかその廃液の始末が絶望的状態にあると聞く。それは地球の こちら側でも同じ状況なわけで、ワーズワースは案外そんな時代を予言してたのかもしれないな、と思えてくる。

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ワーズワースは...

The Daffodils
William Wordsworth

I wander'd lonely a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,A host of golden daffodils,
Beside the lake,beneath the breeze.

Continuouse as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
They stretched in never-ending line
Aling the margi of a bay:
Ten thousand saw I at a glance
Tossing their heads in sprightly dance.

The waves beside them danced,but they
Out-did the sparkling waves in glee:
A poet could not be but gay in such a jocund company!
I gazed-and gazed-but little thought
What wealth the show to me had brought.

For oft,when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills
And dances with the daffodill[s.

もうはるかな昔、湖水地方で、雨に降られて飛び込んだのがワーズワースのダブコテージだった。小さな部屋は他にも雨宿りする人でざわついてた。中程に粗末 な空き椅子が一つあり、疲れてた店主は無意識にそこに座った。途端に係員の叱責があり、座ると同時に飛び跳ねたのを思い出す。
そんなわけでワーズワースとのお付き合いはその「瞬間」しかないけれど、雨の上がっ英国国教会の水仙見てたら、ワーズワースを読む気になった。どなたか翻訳してくれると助かる。

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大三坂の椿

夕闇迫る頃、坂下の小村酒店まで出かけた。角を曲がり、カトリック教会のすぐ隣になるのだが、途中に、関根陽太郎が設計したとされる洋館がある。かって、思想家が子供時代を過ごした場として有名で、今はもう何年にもなるが無人だ。玄関先を覆い尽くすように紫陽花が群生している。洋館のベイウインドウからはピアノ曲が流れ、おしゃれな元町を象徴する建物だったと聞いたことがあるが、立ち止まって見上げると分厚いレンガ塀の上から椿がいくつもの花を咲かせているのが見えた。
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今年も...江差塗り工房展2016

古材資源再生の先駆け「江差塗工房展」が始まります。未曾有の繁栄を誇った"日本海のジェノヴァ"こそ江差、百年単位で人々を見守り続けてきた建物部材に 刻み込まれた豊かな歴史記憶が、椅子や机に姿を変え、漆をまとって現代によみがえりました。会期は明日から5月いっぱいです。
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今年の「開運招福」

今年も始まりました「開運招福 まねき猫展」。ネズミ脳(ネズミには悪いが...)しか持たない男を当てにしてると、われら国民は地獄を見ることになる。優れ た予知能力を持つ猫力で、今年一年を乗り切ることにしましょうね。ギャラリー村岡「開運招福まねき猫展」の会期は今月いっぱい。
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Happy New Year2016

明けまし...てはいないけれど、Happy New Year!
画像はご近所駐車場だが、ご来光待ちらしき車がすでに数台並んでいた。朝焼けに染まった空の下が汐首岬で、この時期の日の出はあのあたり。海峡の向こう側で「大間原発建設計画」が進行中なわけだから、思えばなんとも気の滅入る初日の出ではある。
 話は違うがギャラリー入り口には「阿倍政治を許さないステッカー」が貼ってある。昨年知人が送ってくれたもので、去年は総理と雖もギャラリー立ち入りを断っていた次第。年頭にあたり、方針は今年も断固継続することを宣言しておきます。
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不安の元は...

午後5時、店主散歩はいつも通りのご近所だ。ヨハネ、ハリストス、カトリックの順に回ったが、どの教会にもクリスマスの装飾がこれもまたいつも通りに...。 それで良いのだと思う。進歩も成長もいらない、安心と平安が続けばそれで十分ではないか。不安はきっと競い合いから生まれる...と、考えながら帰ってきた。 DSC_0008 (1).jpg

『里山派の小さな収穫祭』

 "里山派の小さな収穫祭"
         ギャラリー村岡 11月20日まで

 TPPなのか市場原理主義のせいなのか、不安の多い最近の農産物事情です。安全性が効率性に負けてはいけないわけで、発生以来、安全な食べ物こそが我々生命体の基本だったはずです。良い環境で、優れた技と愛情が注がれた農産物は工芸品と同じです。小さなギャラリーの小さな企画ですが、これまで店主が出会った"里山でたくましく活動してる農産物生産者"をご紹介いたします。生きる勇気を分かち合いたく、ご案内申し上げます。                        

よろみ村(石川県能登) 禅宗「龍昌寺」の住職である村田和樹さんの元に集う5家族は、究極の自給自足を目指して"祈り、働け"を実践中。原野を開墾して田となし、農薬なしの有機肥料で育てた米は、冷飯になっても美味しい。白米(4800円)、玄米(4500円)、各5キロ袋入り。

吉田農園(帯広市別府町) 十勝からは良質の長芋が産出され「川西長芋」として名高い。気候や地質の良さはもちろん、吉田武弘さんが心血注ぎ工夫した有機肥料で育てた「長芋の傑作」です。LLサイズ10キロ入り6000円、一本800円

山西農園(帯広市太平町) 山西心豪さんは花卉栽培、特に「百合」に特化した誇り高き生産者で、花もだが、ユリ根は綿密な肥料設計で安全かつ美味な食べ物になる。さらに、冷蔵室でひと月以上保管することにより「でんぷん質が糖化する」。甘味は山西さんが込めた愛情の結果です。Lサイズ2個入り410円

函館養蜂園(函館市湯の川) 勤勉で働き者のミツバチだが、残念ながら彼らは環境問題に疎い、レイチェル カーソン"沈黙の春"を読んでないらしい。蜂遣い西野広道さんは、そんな彼らを農薬の及ばない安全なフィールドに連れ出し、そこで精一杯働いてもらう。函館の里山の、アカシヤ森から採集された、純であり粋なハチミツ。300グラム瓶1800円

なかがみ農園(上磯郡知内町) 知内町で育てた旬の野菜をピクルスに仕上げました。味わい深い黒サンゴ胡瓜、フルーテイな甘さの人参と大根、新顔野菜のコリンキーなど、採れたての秋野菜を漬け込んでいます。野菜は減農薬で、ピクルス液には保存料、添加物は使用していませんので、安心してお召し上がりいただけます。瓶入り500円
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散歩道で

これは昨日の店主散歩道。明治7年、時のドイツ領事館のルードヴィッヒ ハーバーさんもこの辺りを散歩してた。着任早々で、故郷のシュバルツバルトを偲ん でたのかもしれない。この辺りで、あわれ反グローバリスト田崎某に斬殺されるわけだが、きっと秋の日を浴びて輝いてるこれらの樹々はその時の情景を記憶し てるに違いない。
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元町の秋深し

今日も良い天気。こういう日は良い画像が撮れそうで、いそいそ近隣散策に出かけます。画像はご存知カトリック教会で、左隅にロシア教会敷地の石垣が見え、かくいう店主がデジカメ構えてる足元は英国国教会の敷地であります。
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