羊毛を石けん水で成型加工するフェルト工芸は、英国やモンゴル、中近東などの放牧民たちが生み出した生活技術です。函館在住の作家棚上さんは生活を楽しくする色彩豊かな作品たちをたくさん作り上げました。
「棚上倍代のフェルト工芸展...羊たちの夢」
10月30日から11月11日まで
10:00 open / 19:00 close
水曜定休日
羊毛を石けん水で成型加工するフェルト工芸は、英国やモンゴル、中近東などの放牧民たちが生み出した生活技術です。函館在住の作家棚上さんは生活を楽しくする色彩豊かな作品たちをたくさん作り上げました。
「棚上倍代のフェルト工芸展...羊たちの夢」
10月30日から11月11日まで
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水曜定休日
月曜日は青柳コートの定休日。天候不良のせいもあり、これでかれこれ一週間近くのテニスレスだ。シーズンも残り少く些か無念な思いがする。そこで、汗を流すというよりも汗を出すため谷地頭温泉に出向く事にした。
途中、思うことがあり住吉漁港を経由した。函館山を背景にした静かな漁港は店主のココロを和ませる場所で、年に数回は意味なく立ち寄る。雲の隙間から射し込む日射しの下、防寒着ぶくれただ黙黙とチカ釣りする人たちや、小舟の生け簀から純白スチロール箱に水揚げされ、夏の朝の光を受けてピチピチ輝くイカの姿など、ここで眺めた光景はなぜかとても新鮮に思い出される。
日暮れがとても早くなった。函館では午後5時半になるとこれくらいでもう真夜中と変わりがない。昼間と夜間が増えたり減ったりしてお互いその相関関係にあるのだが、しかし気分はその黄昏時が削られて昼夜のどちらかに強制的に振り分けられてるみたいだ。昼でも夜でもないそんな時間帯にこそ至福が宿るというのに。
この夏立待岬で出会ったS氏の言葉を思い出す。「朝日と夕陽を見るために北海道に来た...」と仰る白髪S氏だ。今頃どこで何をしておいでだろうか、ザック担いで東南アジアや中南米かもしれないし、あるいはあのワゴン車で四国遍路の旅かもしれない。あの時氏にいただいた「わが国最古のワイン」だが、まだギャラリーで静かに眠ってますとお伝えしたいそんな夕刻だ。
近隣パトロールで教会正面入り口に飾られていたカボチャを発見した。ハローウインのデイスプレーだというのは無知なる店主にもすぐわかった。様々な媒体が、かかる風習が太平洋の向こう側の国で一般化してる事を教えてくれ、それは今やこちら側で冬至カボチャよりもよく知られた風習となってる。
店主がこれの実物に出会うのは初めてかもしれない。テレビ画面や雑誌などで見るものと違いとても新鮮な印象があったのは事実だ。鉛筆で下絵を描いてから切り抜いたらしく、そこここにその鉛筆の後が残っていたが、それが妙に本物の証明らしかった。しかし肝心のハローウインだが、店主にはそれが一体何なのか今でもワカラナイというのもまた事実。
石川県能登半島で自給自足の生活を実践する村田和樹さんたち"よろみ村"の今年の収穫祭です。禅宗の僧侶である村田さん以下村人たちの一日は座禅から始まりますが、こうした"祈りと労働"から生まれたモノたちは私達が陥ってしまった経済効率歳優先マネー原理主義社会の対極にあるもの。今年も原野を開墾して田とし、有機肥料だけで育てた"よろみ米"やくわの実やさくらの実ジャム、炭、木酢液、藍染め綿入れや柿渋初め手提げ袋などが届きましたのでお知らせ申し上げます。
「よろみ村収穫祭」
会期10月15日から26日
10:00 open / 19:00 close
水曜定休
本日の定点観測地は大三坂。雷鳴やにわか雨があったりしたけれどそれでなくとも何だか物寂しくなる黄昏時、気が付いたら立ち並ぶナナカマドの実も葉も紅葉している。可憐なマーガレットがそよ風に揺れ、若葉を通して降り注ぐ初夏のまぶしい光が旅人をやさしくつつんでいたのに...。
元町に住んで18年になる。道路一本隣が伝建地区で、朝晩教会の鐘が間近に聞こえてくる。一階は小さなギャラリーで、私はそこの店主を兼ねた店員だ。そこでは函館を訪れる様々な人に出会えるのだが、最近「函館では時間がゆっくり流れてますね」と仰る方がとみに増えた気がする。時代遅れのマヌケとも聞こえるのだが、しかしその表情には羨望の色が浮かび、とりわけ首都圏から来た人など過ぎて帰らぬ良き時間を取り戻した歓びに溢れているのだ。どうやらゆっくり流れる時間が函館の大きな魅力であるらしい。
その魅力の源だが、伝統的建造物など歴史的環境は間違いなくその一つだろう。しかしそんな都市など他にも沢山あるわけで、それだけではなさそうだ。なにかもっと違う何か、函館だから発見できる何かがあるに違いない。歴風会の偉大な先達・和泉雄三先生と東京大学建築史学の藤森照信教授、かってお二人から興味深い話をうかがった事があるが、それらを手がかりにして魅力の秘密を考えてみる。
藤森教授は元町に集った三つのキリスト教宗派について教えてくれた。この宗教がメジャーになったのはローマ帝国の国教として採用されたからだが、やがて帝国は東西に分かれ、同時に教会も二つに分かれる。カトリックと東方正教だ。その後カトリックから英国国教会が分離して、結局この宗教は大きく三つの宗派に分かれる。それぞれはそれぞれのミッションを携えて地球を半周し、裏側にある東海の小島の北の開港都市の元町で再び出会った...と、教授は話してくれた。
ここにはカトリック元町教会、ハリストス正教会、聖ヨハネ教会と、確かに三つの教会が隣り合っている。眺めてるとインド洋を帆船で乗り切ったザビエルや、シベリアをトナカイ橇で駆け抜けたニコライ、あるいはメイフラワー号に乗り込んだピルグリムファーザーやペリー提督たちが思い浮かぶ。全てを彼らの功績にするわけではないが、遠くローマに発して3方向に分かれ、産業革命や植民地制、戦争、資本主義、社会主義など膨大な世界史の表舞台や裏舞台を飾り、やがて十重二十重に閂のかかっていたこの国のここ元町まで辿り着いたその道筋が見えてくる。
一方、和泉先生によると函館西部地区は「風のまち」だという。この辺り一帯が繁栄を極めた時代の運輸は海上輸送、それも風を頼りの帆船だった。人も物資もすべて風で運ばれ、その蓄積がこの地区を作り上げたのだ。やがて大門地区に駅舎が出来、鉄道が敷かれて列車が走る。連絡船も旧桟橋からこの地に移動して鉄道と直結するわけだが、船も汽車も石炭が燃料だ、そこで駅前地区は「石炭のまち」。ほどなく社会は石油エネルギー時代に移行、道路や空港が整備されて自動車や航空機が人と物資を運ぶ事になる。それに伴い都心も本町五稜郭、湯の川、赤川へと拡大する。こうしてこちらに「石油のまち」が拡がった。
以上が和泉先生の"風のまち石炭のまち石油のまち・函館"説である。特殊な地形上を次々移動する函館の都心を、エネルギーの変遷と重ね合わせて論証したものだ。函館空港に降り立ち、湯の川電停からどっく行きの電車に乗るとわかるが、石油のまちから石炭のまち経由、風のまち行きの電車は現代から近代史を遡る世界史の道筋という事になる。
ここで付け加えたい事がある。石油のまちの更に16キロ向こう側、青森県大間にプルサーマル原発が計画されている。すると「プルトニウムのまち」誕生もありうるわけで、「風力に始まりプルサーマルに到る人類史」がここで順序よく並ぶ事になる。
歴史にifは無い。しかし振り返り反省し、所謂オルタナテイブを模索する事は出来る。近代ヨーロッパで端緒を開き、速度や効率や合理性を求め、市場原理主義と一体化した科学技術優先社会が今や破綻してるらしく、闇雲に成長を目ざした結果、人類史そのものの終幕が見え隠れしてるそうだ。今や人々は不安で一杯なのだ。
とりわけ大都市住民は忙しそうだ。まるで日々両目に望遠鏡や顕微鏡を付けたまま全力疾走してる様に見える。そんな彼ら彼女らが函館でゆっくり流れる時間と出会うのだ。立ち止まり、その望遠鏡や顕微鏡を外し、教会の鐘など聞きながら悠久なる過去と未来に思いを至らすのである。人々はゆっくり流れてる函館の時間を体感し、そこでは新しい時代、持続可能な社会が少しずつ動き始めたのを予感するのだ。速ければよかった時代はもう終わった。ゆっくり流れるおだやかな時間こそ函館の大きな魅力なのは間違いない。
以上は「函館の歴史的風土を守る会の30周年記念誌」に店主が寄稿した「函館の魅力」を一部加筆訂正したものです。
ビールはサントリーモルツ・プレミアムが良い。いささかの義理があるからだが、その味が好みにピタリ合ってるからでもある。だから自分で買うときはいつもサントリーモルツ・プレミアムだ。しかし先ほど店主は生協でキリンを買ってしまった。
今朝、久し振りに青柳コートで汗を流した。勝てるはずない試合に奇跡的に勝利、シャワーのあとマジメに労働した。昨日は長野の土方夫妻だったが、今日は陸前高田SS木さんとその友人がお出でだ。みなさん函館重症者倶楽部である。で、こうした日には早めにビールを飲みたくなる、が、しかし買い置きがなくて坂下の生協に出かけた次第だ。
ビールも新製品が出る。いちいち覚えきれないし覚えたときには市場から消えてたりする。だが、今日は見るなり気に入った新製品を発見した。それがこれだ。棚にあるだけ...といっても小瓶4本だが全部買い占めてきた。どんな意味なのかゆっくり考える事にしたが、とにかくキャップとラベルにはPREMIUM MURAOKA...無濾過...とあったのだ、英国パブや修道院醸造の濃いビールが連想される。
ギャラリーに戻り読み直したら「MUROKA」で少しがっかりした。でも「ムロカ」だ。たぶんイタリア語かそれともスペイン語だ。何かきっと新鮮な意味があるに違いない。ココロときめく。しかし、プルトップキャップをあけてグビリ!落ち着き、も一度読みかえしたらMUROKA=無濾過というのがわかった。ムラオカ−A=MUROKAで、村岡からAがひとつ消えると無濾過になるらしい。MURAOKAが良い。Aを無くしてはならない、ビールは濾過で十分だ。
アメリカの金融システムが破綻寸前だ。貪欲マネーが核分裂を起こし、どうやらメルトダウンに到るらしい。金融資産どころか、僅かなポケットマネーの管理もできない店主が語る問題ではないが、世界中の全ての通貨を瞬時に走り抜けて地球上を覆うであろう連鎖反応を思うと恐怖が身近に迫り、正直おそろしい。
話しは違うが、函館では現在「開港5都市景観会議」が開催中だ。開港の歴史を有する都市がそれぞれ持ち回りで開催、今年は3巡目の函館の番だ。店主は第一回目神戸大会から参加してきたのだが、いつもつきまとう「誇らしい開港の歴史...」に疑問を持ち撤退してもう何年にもなる。でも居ながらにして懐かしい遠来の友人知人に会えるわけで、たまり場の酒場にいそいそ出かける。
話しは戻るが、何年か前ブッシュ大統領に対する政治献金一覧表を見た事がある。軍需産業などと共にその上位にズラリ並んでいたのが所謂証券投資会社だった。今や後の祭りだが、この時すでに核の起爆装置はセットされてたのだ。日本でも官から民へ!ワンフレーズで国民を催眠状態にした総理大臣や、グローバリズム幻想で誑かして金庫の鍵を太平洋の向こうの貪欲な盗賊の群れに放り投げた金融担当大臣などがいて、その罪深さは言うまでもないが、これらはすべて過去に対する尊敬や未来への希望を切り捨て、ひたすら現在という時価の極大化のみを追い求めたのが原因でありその結果だろう。借金まで商品化して売りまくるシステムなど破綻するのは当前で、地球規模のババ抜きゲームそのものが破綻した事になる。
ふたたび戻るが、酒場には懐かしき横浜のK吉さんがいた。来年は横浜が会場になるそうで、K吉さんはそのキーマンなのである。そこで開港の歴史の功ではなく罪の方、とりわけ「貪欲グローバリズムに備える鎖国の可能性」というを馬鹿な提案をしてみたのだが、なんとK吉さんは笑いながら同意してくれた。横浜は立派だ。次回は復帰しようと思っているのだが...。
小樽市を根城に活躍中の作家、山口保さん主宰の工房Merry goroudの作品展が開催中だ。山口さんは飛騨の出身だが、学生運動に深く関わり過ぎてヨーロッパに逃避、スエーデンのサーカス団に潜り込み少なくない時間を過ごしている。帰国後小樽に居を構えるのだが、そこでまた小樽運河保存運動に深く関わる。小樽の冬の風物詩に育った「ゆきあかりの街」も山口さんが生みの親であり、現在は市議会議員でもある。
「メリーゴーランドの木彫工芸展」
10月6日から14日まで
10:00open / 19:00close
これはいるかビルの定点観測地からの画像。いつもより少し左に寄せて撮るとこうなる。画像右手に大きなマンションがあり、ネットで覆い全面化粧直し中だ。とても目立つので外れてもらった次第。
こんな風に、画像の世界なら少し工夫すれば何とかなる。のぞましい景観を選んでそれを画像にすればよいわけで、見たくないものは見なくて済ますことは出来る。だが問題は、当たり前だがそれが消えて無くなったたわけではないと言う点だ。