知内町で

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 空から降る雨雪が地下深く浸潤する。それがマグマに触れて高圧蒸気となるわけだが、それを探り当て地上に導き発電タービンを回すと5万キロワットの電気が生産される、そう説明された。先週の定休日、森町濁川地熱発電所見物では究極のサステイナビリテイを間近に見た思いがした。
 今週の定休日は知内町探訪だった。小雪舞う津軽海峡を左に眺め、ワーグナーなど聴きつつ一時間ほど走るとそこが知内町だ。ここから左折してさらに海沿い絶壁の道を走ると小谷石という集落に辿り着く。ここで道路は行き止まりになるのだが、自然の要塞が強敵道路行政を撃退してきた地でもある。この先には、ウニやアワビもだがヒグマやモモンガや岩魚やマムシたちが太古の昔から進歩と無縁で過ごしてる希少な聖域なのである。
 知内町湯の里地区というのがある。名が示すとうり温泉が湧出し、今も一軒だけ残る温泉宿には知内温泉と表示されていた。800年の歴史を誇る北海道最古の温泉だそうだ。名湯の効能や由来などに目をやり、地下深くから湧き出す湯に肩まで浸かり静かに目を閉じると地熱発電所が思い出され、自前の体内発電機が動き始めた気がした。


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このページは、村岡武司が2008年11月27日 14:41に書いたブログ記事です。

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