2008年12月アーカイブ

 小雪舞う函館、ギャラリー店主はヒーター前の机で年賀状書きだ。例年、元町近辺の画像入りパソコン印刷賀状なのだが、一言メッセージを添えたいと思いながら、いつも愛想なしの時間切れ投函となってしまう。せめて、その人の顔を思い出しながら手書き宛名を実行してきたのだが、なんと今年はそれを墨痕筆書きにしてみた。子供時代習字が大の苦手で、今だって少しも変わってないが、インクジェットはがきに万年筆不適の表示があり、だからといってマジックやボールペンじゃなあ...といったワケ。
 極細面相筆を使ってるのだが、それでも郵便番号記入は大変だ。筆で書く小さなアラビア数字、とりわけ6や8や9など黒くつぶれてしまい、読み取り機械も大変だろうなと余計な心配してしまう。その上、墨文字の乾きは極端に遅くて何枚もが積層状態、あちこちにそばかす、ほくろだらけで、とてもじゃないが墨痕鮮やか賀状にほど遠い。そんなわけで店主の年賀状書きはまだまだ終わらないでいる。沖縄や京都はおろか市内だって元旦配達などムリだろう。で、取り急ぎこの場で言い訳しておいた次第。

 店主ブログリニューアルのご案内を差し上げていたが無事終了。もちろんTムラ君の尽力によるものなのだが、画像容量の心配がなくなり三畳一間の下宿生活から脱出した気分だ。ありがとう田村君...と実名出しちゃったけれど、言われてた皆様にご案内する事っていったい何でしたっけ?
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 うれしい事にMURAOKAビール発売!と思ったらただの無濾過ビールだった話を前に書いた。しかし今度こそは正真正銘"Gallery Muraoka Beerだ。
 一月ほど前に立ち寄られた新潟からの紳士だが、何やら非売品にばかり興味を抱くみるからに目利きのジェントルマン。デイスプレイの古自転車や英国の骨董机やオールドニコンなどに目をくれながら結局使い古しの埃にまみれたフルートを買って帰られた。そして帰り際に一枚記念写真を所望されたのだ。
 その紳士より先ほど宅急便が届いた。開梱したらきれいに包装された自ビールが5本姿を現した。氏を紹介したホームブリュワーズアソシエイションの記事などと一緒に丁寧な手紙が入っていて、趣味でプレゼント専門に台所製であること、モルトはベルギー製GRAND CRUを使い、蜂蜜やオレンジジュースで味付けしたオリジナルであること等が記されていた。
 この夏、立待岬で出会った白髪紳士に"我が国最古のワイン"をいただき、この度はまた"自ビール"である。そして稲刈りだけに参加したという美女オリジナル日本酒"お気に召すまま"などなど、思い返せば今年は酒神の恩寵に恵まれたそんな一年だった。

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クリスマスが終わったら凄い寒波が押し寄せた。疾風のような雪が舞って、カトリック教会尖塔や函館別院大屋根が一瞬見えなくなる。まるでこのまま氷河期に突入するかの様で、自然には逆らえないなあと思える一瞬である。 
 それに比べれば金融メルトダウンなど愚かな人類のなせる業、おそるに足らず。数字の羅列をひたすら有り難がってたけれど、全部偽証文だったと思えば良いだけのこと。強欲に紙切れを貯め込んでた400人だか4000人だかに、残念でしたねえと慰めてやれば良い。
それら所謂マネーに「賞味期限」をもうけた上での話だが。

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 ヨハネ教会に新らしく備えられたステンドグラスです。
With all hearty greetings and the best of good wishes for a merry Christmas.


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 あいにく不景気であいにく小雨模様の函館だが、それでもクリスマスはやってくる。ハリストス正教会の窓に明かりが点り、ヨハネ教会の屋台ではホットワインやウインナソーセージやシフォンケーキが100円だ。サンタ衣装のお嬢さんにカメラを向けたら知り合いでピースサイン。ポケット探ったら硬貨が二枚出てきて、暖かいワインと焼きたてソーセージが買えた。
 メイヨアデイ ビー メリー&ブライト...!


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 今は止んでるけれど、午前中はしずかに粉雪が舞っていた。その雪模様のなかを散策してきたのだが、お隣、ヨハネ教会の構造物と一体となってる巨大十字架に、クリスマスリースが飾られているのを発見した。小さく見えたけれど、そばで見ればけっこう大きいものに違いない。今年赴任してきたばかりのF牧師さんだが、その穏やかな笑顔を思い出し、意外に大胆な性格なのかもとあらためて思った。


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 25日のクリスマスまで函館港から花火が上がる。クリスマスファンタジーという観光イベント演出のひとつだ。花火はこのギャラリーからも見物できるのだが、待ちかねるというほどでもなく、突然のバチバチはじけるような音で午後6時を知らされたりしている。

 いま、元町の教会たちはそれぞれが聖なる装飾でドレスアップ。若いカップルたちが三々五々訪れては、願い事なのか懺悔なのか神妙な表情で教会巡りしている。今日は朝から小雨、雨も雪も根は一緒とはいえ、元町のギャラリー店主は何となく申し訳ない気がしている。


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 今朝の北海道新聞第一社会面によると道南の中心都市・函館に、厳しい企業リストラの波が押し寄せている。世界的な人工水晶製品メーカー子会社や半導体製造の道内最大手の派遣従業員削減に加え、フェリー会社の事業撤退などによる離職者を合わせると、職を失った人は300人余りに上り、受け皿は飽和状態で、行政も「打つ手なし」の状況だ、と言う具合に書かれている。
 記事は全道版で、紙面のおよそ半分近くを占めている。まさに大事件扱いだ。見れば函館報道部知人記者の署名記事で、タイトルの「函館リストラ津波」はその見出しである。今や世界中から聞こえて来る話題だけれど、しかしそれは「我がこと」なのであり、間違いなく大津波が北の開港都市・函館を襲ってるのを思い知らされる。
 国民を守れない国、市民を助けられない市に我々は住んでいるのかもしれない。安全安心どころか次世代を育てることも出来ないわけで、これは間違いなく未来を放棄した社会だ。

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 面白からぬニュースばかりの昨今だが、久しぶりに愉快な出来事が発生した。アラブ人記者がブッシュ大統領に自分の靴を投げつけたというのだ。それも左右両方。投げつけられた方も「今の靴のサイズは28センチ!」などとやせ我慢ジョークしてたらしいが、今やこのアラブ人記者の方が世界の人気者になっている。 
最近この様子がhttp://www.sockandawe.com/というゲームになり、世界の人々を楽しませてる。店主も早速やってみたのだが幾度目かに11ポイントを獲得した。そしてよく見るその靴は店主が日頃履きつぶしてるclarksのデッキシューズではないか。アメリカ大統領はサイズを言い当て喜んでいたが、メーカー名まで言い当ててほしかった。因みに店主の靴は26センチだが、投げる相手によっては貸し出しても良い。


 ヨハネ教会敷地の一角も店主定点観測地のひとつ。カトリック教会と大三坂が目の前に眺められ、冷え込んできた午後4時カラスも観光客もそれぞれがそれぞれの方向に向かって帰って行く。


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 今年のヨハネ教会前庭クリスマスツリー画像である。昨年より幾分雪が少いかも知れないが、ツリーの位置や飾る電球の数にも変化はなさそうだ。たしか信州土方陽さんお好みだったと思うのだが、今年も気に入ってもらえるかな?

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 雲間から満月が姿を現した午後7時の函館。


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 一枚のCDを紹介したい。般若心経を音楽化したもので、とても心地よく心に着地する。般若波羅密多...♪と英語と日本語で歌われていて、プロデユースしたのはマレーシア生まれの黄慧音(imee ooi)さん。アジアのエンヤとも呼ばれてる音楽家で、もちろん歌ってるのもイミーさんである。

 日本語翻訳と発声指導したのがアンドレア・グッドさんだ。アメリカ生まれでニューメキシコ大学言語学部と文化人類学を卒業し、現在アロマセラピスト&チヤクラセラピストである。このギャラリーでも年に二度ほどセラピーを開催している。自身カトリック信者だが仏教のマントラの癒し効果に興味をもち、イミーさんの歌に関心を持っていた。ある日偶然出会い、親交を深め、その結果生まれたのがこのCD。魂は合い寄ったのである。 

 全てが専門分化して、それぞれが拡大し、主張し合い、争い合ってるそんな時代だ。ジョン・レノンは"imagine!"と呼びかけたけれど、それは耳には届けども心にまでは行き着かなかったみたいだ。しかしこれはアジアで生まれ世界に呼びかけ心に届くCDだ...と思っている。癒され、そして世界を覆う難局に立ち向かう勇気が沸いてくる。クリスマスも年越しもこれ一枚で十分だ。日本で扱ってるのは二カ所だけで、その一つが教会の隣のギャラリー村岡。


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 去年があり今年がある。しかし今年の延長が必ずしも来年ではないというのがなんとも恐ろしい。未曾有の金融危機が世界を覆っていて、とりわけ貪欲資本主義の権化アメリカ金融業界と自動車産業が実質的に破綻して国家の保護を求めてるらしい。その国家の方だって破綻寸前なわけで、この制度に隠された欠陥と恐怖に気づかされて恐れおののいてるのが他ならぬアメリカだろう。社会主義国家が次々自由主義経済に移行したけれど、しかしその対極にいたアメリカが社会主義に移行するという劇的な瞬間に我々は立ち会う事になるのかも知れない。世界は混沌、わが国家も迷走をきわめていて、来年などどうなるか想像することができない。しかし、それがどんなものであれ来年は来る。目を大きく瞠り、人類史の大きな節目に出会える幸運を喜びたい気もする。 
 そんな来年の予言が記されてるわけではないが、函館からとても函館らしいカレンダーが生まれたので紹介する。左が函館の過去を描いた絵図と写真が載ったもので4枚一組、函館マルチメデイア協議会発行。右は函館の料理人たちが協力して制作したもの。地元食材を利用した料理と料理人が載っている。こちらは12ページもので、興味ある方はギャラリーにご一報を。 

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 日々進化を遂げてるのがインフォメーションテクノロジー、つまりパソコンだが、最高のパフォーマンスを入手するにはそれ相当の手間ひま、バージョンアップが必要らしい。基礎学力を元に自己研鑽で進化できるヒトとはそこが決定的に異なる様だ。 
 店主iMacだが、このたびマックドクター・Tムラ君の尽力で能力が飛躍的に向上した。オペレーション・システムというらしいのだが、MacOSなるものが10.2から10.4に向上、言わば基礎学力が一気に数学年分進んだということ。本体の方の基礎学力が低下するばかりの店主にはどこがどうとは言えないけれど、しかし画像処理の容易さは想像以上で、数年かかって堆積していた8千枚以上の画像を半日ほどで総点検できた。今朝、新雪まばゆいなかでの教会ウオッチングだったが、調子に乗ってまた何十枚かの画像が新たに加わった。しかし、当たり前だがOSが新しくなったからといって、文章や画像の質が飛躍的に向上するわけではない。 

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