ひな人形展

 店主が雪と幻想原稿に追いまくられてる間、函館の春は確実に近づいてるようだ。この時期恒例になってるのだが、今年もギャラリー内に函館在住作家5人のひな人形が集まった。西野美津子先生とその元で学ぶ高田多美子、坂爪幸、東ヨシ子、長谷川美喜子さんら5人の作品たちで、その総数60点。
 西野先生は全国区で活躍する作家だ。江戸末期から明治にかけて実際に使用された着物、それも縮緬だけに拘っておいでなのだが、そうした着物にまつわる職人たちの伝統のワザが人形の衣装になって現代に蘇るわけだ。人形はほとんど猫とウサギなのだが、戦争や金融で強欲な本質を暴露してしまった人間たちにひな人形としてまつられる資格などない。こうして眺めていると進化と称して何をしでかすかわからぬ人間たちより、こうした完成形の動物たちこそ敬い祭られる方だというのが良くわかる。
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西野美津子と仲間たちの「ひな人形」展
2月28日まで
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