林雄三・ワイヤーワークス展

 横浜在住K島さんのご協力で実現した林さんの初作品展。素材としてのステンレスや銅、あるいは銀の針金をペンチとニッパーを使用して創作した「立体線描」である。天井から下げられたり、あるいは木製台座に乗ってゆらゆら揺れるモビールや、あるいはペンダントトップなどのアクセサリーやオブジェ風など作品は多彩だ。
 作品のどれもがガラス玉との組み合わせになっていて、例えばカエルなら緑のガラスだったり、イルカのブルー、金魚の赤など素材と色彩との組み合わせが絶妙、モチーフの持つその存在感が見事に膨らみなかなか優れた表現者だと素直に感心する。いつもは作者が制作過程を面前でパフォーマンスしてくれるとのことだが、この度はあいにく作品だけ。いつの日にか作家本人においで頂き、一本の針金が魔法のようにスルスルと線描されるところを拝見したいものだ。店主このところの悪性感冒で半死半生、ご紹介がすっかり遅れてしまったが、残念にも会期は28日まで。
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