霧の中の函館市

 昨日の「ゴライアスクレーン解体撤去」の話題にfinchesさんからコメントをいただいた。函館開港150周年の馬鹿騒ぎより、函館後悔15周年をやった方がと思うこの頃です...と仰る。将来展望などあればこそで、ただひたすら目先の経済的利益最優先で遺産や資産を取り壊し、食いつぶしてきたのが函館市である。「エチゴヤと縁切り、こどもたちの未来を守る」と市民に期待を抱かせたた新市長だが、しかし弥生小学校といい、この度のクレーンといい大事な局面での風向きは相変わらずエチゴヤから吹く風ではないか。
 かって飢饉の時は道ばたの野草でも食べた。しかしどんなに辛くても種籾には手を付けなかったものだ。種籾の消滅は集落の消滅を意味したのだ。函館の歴史的景観はまちがいなくその種籾に他ならない。未来の世代はこれを頼りに生きて行かねばならなく、何が何でも守り抜くという気迫がなければ簡単に消滅するだろう。
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 景観論議沸騰してたころだが、「どんな景観だって見てるうちに慣れるよ」と語っていたのを思い出したが、その見慣れた景観をまた簡単に破壊する市長に「信念と想像力の欠落」を感じてしまった。
 画像は今朝、濃霧の中の函館。

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コメント(10)

店主さま、函館の遺産が老朽化してただ壊すならまだ諦めもつきます。
しかしその裏に「あ~、今回もそういう訳なんだ」という話が出てくるのが悔しくてなりません。
靄の向こうに見える旧丸井今井の二つの塔(竣工からこういう形状の時代は一度もなかった)に、昨今の心ない函館の景観政策が窺えるような気がしてなりません・・・・。

先日、見事なバラ色の函館の写真を見せて頂いた後での、残念なニュ−スですね。

「どんな景観でも見ているうちに慣れる」確かにそうでしょう。
でもその見慣れた光景に愛情を抱けるかどうかは別。
住民にすら愛されていない景観が、観光客に愛される訳もなく…
ほとんどの地方の行政府は観光客を呼ぼうと四苦八苦しているはずです。函館も然りでしょう。
しかし、そのために必要なものが何か、彼等は分かっていないのでしょう。
函館には日本の他の街と違う、大きなアドバンテージがあるというのに… 悔しいことですね。


地元で弥生小学校やクレーンの話をしても、関心を持ってくれる人が少ないのに驚かされます。
函館の外から来る人たち(観光客を含めて)が、これらのある景観を如何に興味深く、そして味わっているのかを知って欲しいと思います。
ノエインというアニメーションが在ります。
旧市街地が舞台になっていまして、主人公の小学生が通っているのが弥生小学校です。
どっくのクレーン上での決闘シーンもあります。

下記のURLにある映像は、ノエインのオリジナル映像に個人が音楽をミックスしたものです。
函館どっくでの決闘シーンが斬新な角度から描かれています。
http://www.youtube.com/watch?v=F89LHOcvdVI

東京都下・まちださま
 そうなんです、今回もまたそういうわけで…。この国では中央から地方まで同じ同じ仕組みです。それでも国に関してはいささか変化がありそうな気配はありますが、しかしここではとりわけ悪しきところばかり真似てるみたいでねえ…

WAKAさま
函館には他の都市に無いアドバンテージが…
そのとうりですよね。しかしここでは時代を重ねるごとに粗末になるって、これは辛いモノがあります。最近、函館の歴史や旧跡などを学んだり巡ったりする会が頻繁に開かれてまして、函館検定なんかそれは大変な人気です。しかしこうしたことは、その一方で歴史的環境がつぎつぎ周りから消えてしまったから起こる現象なのかもしれません。近い将来、活字と写真にしか残ってないという時代がやってくるのかも…

アイルトンさま
 たしかにそれも事実です。学校が新しくというそのどこに問題があるんだという意見、店主も良く聞きます。しかしなんでも多数意見が正しいワケじゃなく、必要なのは未来を見据えた選択なわけ。それを知るその大切な役割こそ教育がになうのですが、この都市の教育委員会はそれを放棄してる、そこが大問題じゃないでしょうか?
ノエイン見ました。しっかり取材してます。ゴライアスクレーンと弥生小学校!漫画家の直感力は凄いですね!

ノエインの主人公ハルカはチャチャ登りの上に住み、弥生小学校に通っています。
通学路は、チャチャ登り+大三坂です。
ハリストス正教会やカトリック教会と言った観光地として名高いところだけでなく、エビス商会、川越電化センター辺りの光景、聖ヨハネ教会もしばしば出てまいります。
ハルカの家は、函館にある建築を寄せ集めした造りになっています。
僕は、まちださんほど建築に詳しくないですが、ハルカの家の玄関の柱にはプレーリー・ハウスのものですし、和風建築の外観は『やまじょう』さんところにそっくりです。
村岡さんところは残念ながらハルカは遊びに行っていないですが。笑

こんばんわ。

先日は・・・と言うか1週間前にそちらのギャラリーで素敵な渦巻きの舌を出したクロコダイルと可愛いブローチを購入させて頂きました。
私が函館に行った21日の朝は、画像のような深い霧が出ていたとは・・・・。


購入したクロコダイルは早速リビングに飾っていますが、30年ぶりに訪れた函館の素敵な思い出になりました。
自分が気に入ったものを見つける、見つかるのは、なかなかあることではないと思います。ふとしたことでそちらにお邪魔したのも、そしてクロコダイルとブローチに出会えたのも縁だと思ってうれしく思います。

30年前の学生時代におそらく散策したであろう元町界隈で、今回素敵な思い出を頂きました。
そしてあれから30年目にして、あの夜は函館の夜景を見ることが出来ました。

又機会あれば訪れてみたいと思っております。
ありがとうございました。

koruさま
 はるばる和歌山からでしたね、有難うございました。
函館山の麓に小さなギャラリーを開いて今年で19年になります。市民にも、また観光でお出での方にも喜んでいただけるという些か欲張った姿勢のギャラリーでありますが、しかしkoruさんのような優れた審美眼を発揮される旅の方の存在は大変嬉しいものです。あらためて感謝申し上げます。
 店主が函館元町の魅力に取り憑かれてかれこれ半世紀近くなります。しかし、その奥は深くなかなかその正体を現してくれないのでありますが、このブログを通じてその神髄に1センチでも近づき表現出来たらと思っております。どうぞ時折お立ち寄り下さい。そしてまた函館にお出でくださるのを心からお待ち申し上げます。

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