2009年11月アーカイブ

 文化と子供たちの未来を語って当選した市長や、子供達の未来に重大な責任を担ってるはずの教育委員会、そして市民の重要な資産を厳重に監視する役割の市議会など、この三つのせめてどれかが普通に機能したらと残念に思う。今日11月26日は、弥生小学校校舎解体が開始される日だ。夜が更けてから出かけてみたのだが、ポプラの大木は葉をすっかり落としていたが、半月と街路灯の下で弥生小学校校舎が無言で佇んでいた。IMG_6575.jpg

 木彫工芸展...とはいえ、最近の彼は金属も多く使用する。とりわけ細目の針金で、天使の羽や、昆虫の足、あるいは蹲る人物像などを巧みに創り上げる。針金は故意にサビ加工されたりするのだが、こうしたものが精緻な木彫のワザと組み合わされて川添ワールドが生まれる。
 神業に近い彫刻技術と針金加工に加え、彼にはもうひとつ隠しワザある。流木やガラス片だ。それらは砂浜に打ち寄せられた漂流物なのだが、サビた針金にこれらが加わると「時間」という概念が意識させられる。
 この度の作品展は「昆虫」がメインになっている。大きな地球のなかの小さな生命体だが、しかし人類にとって替わって地上に君臨するらしいのが昆虫だ。そんな昆虫に注ぐ作家の視線が今回の主題。

川添洋司・木彫工芸展
11月20日から29日まで
10:00open/19:00close
水曜定休
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 昨日の画像はロシア正教会越しに横津岳連山を配したものだ。実はこれに対して有り難くもお褒めのメールを頂戴した。店主には見馴れた構図でも、教会の接近画像は殊の外喜ばれるものらしい。そこで今日はカトリック教会に櫻枯葉を配してみた。櫻はヨハネ教会庭にあるものでIMG_6511.jpg、雪交じりの風にうちふるえて今にも吹き飛ばされそうだった。実はギャラリー2階の、今度は窓を開けて撮ったものだが、寒さとともに定点観測地はどんどん間近になる。

 窓を開け〜れば〜港がみえる〜♪と歌ったのは青森出身ブルースシンガー淡谷のりこサン。メリケン波止場の灯が見える〜♪と続くので、残念ながら場所は函館ではなくて神戸だろう。ギャラリー店主も時折港を見る。150年ほど前にペリー提督たちが来航したという函館港だ。2階の台所前に立つと見えるのだが、格別窓を開けたりすることはない。それでも世界に繋がる港の景色というのは心を昂揚させるものだ。
 なんだか前置きが長くなったけれど、今朝、その窓からの景色に大きな変化があった。港の向こうにそびえる横津岳から駒ヶ岳にかけて降雪があったのだ。遠くから見ても木々に積もった雪が夢のように美しく見える。森田義光監督が映画「海猫」で捉えた南茅部町の雪景色が甦った。そこで、デジカメかかえて近くの定点観測地その1まで出向いてきた。
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 ギャラリー前からイルカ前広場越しに透かし見ると、はるか海上にレンブラント光線が見えた。立待岬からの眺めが良さそうと風呂道具を持参、湯治を兼ねIMG_6455.jpg定点観測に出かける。レンブラントの絵によく見られるので名付けられたこの現象、ありがたい恩寵が天から降ってくる気配があり、実際神妙な気分を醸成されるのは事実。
 岬はけっこう低温で、カラダが冷えた。だから、とっぷり浸かり、次第に体中が温まる温泉こそありがたき幸せという気がしないでもなかった。そんな今朝の定点観測。

 菊地さんは昭和23年北海道洞爺湖町で生まれた。桑沢デザイン研究所を出て京都、滋賀、萩で修業したのち帰郷、故郷に登り窯を築窯した。とりわけ菊地さんの薪窯研究は深く、昭和62年から平成にかけて中国や韓国各地の古窯や新窯を訪ね歩いているし、平成元年には中国磁州窯の古陶磁研究家・劉志国氏を招聘している。現在活躍中の幅2メートル、長さ10メートルの穴釜はその集大成なのである。また、穴窯の焚き方にも独特の工夫がなされ、水を使用する止め焚きという方法で柔らかい土味と美しい緋色を出すのに成功した。
 ここでの菊地さんの作品展は15年振りだ。当初から三島手と焼き〆に拘っておいでだったが、変えない精神と変えるエネルギーがない交ぜとなった"陶芸家"の極地を見る思いがする。

菊地勝太郎・直海窯・作陶展
11月5日〜15日
10:00open/19:00close
水曜定休
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 ちかごろ店主の函館定点観測地のひとつになってるのが立待岬だ。広大な十勝平野の畑作地帯で育ったせいか、海を見てると今でもココロときめく。あらゆる生命の源は海だというが、きっと遙か太古の記念すべきその一瞬がどこかに記憶されていて、人知れず甦ってくるのだろう。この岬に立ち、雲や太陽やざわめく潮騒などを眺めてるとそれが確信となって迫るのだ。
 店主朝の道楽もオフとなってしまった。そこで谷地頭に湯治に出向いたのだが、少し回り道して定点観測してきた。
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 毎月第一水曜日は新聞社主催の文化講座"西部地区の魅力探訪"の日だ。いつものように講座を終え、久しぶりに大三坂のかふぇに立ち寄った。ビール頼んで自分にご苦労さんしてたら一枚のチラシが目に入った。ヨハネ教会を会場に"フィンランドの森から"コンサートの案内.、それも今夜6時半の開演である。フィンランド伝統楽器カンテレの演奏会で、奏者はその第一人者Minnna Raskinennさんだ。
 かれこれ14年も前で、会場もやはりヨハネ教会だった。フィンランドから来たカンテレ奏者は三人で、そのリーダー格がMinnnaさんだった。ギャラリーが楽屋代わりだったのだが、それがきっかけでMinnnaさんの妹Liesaさんのキャンドルを扱い始めたのを思い出した。繊細なカンテレの響きに耳を預け、14年という時も一緒に回想することが出来た。
 Minnnaさんのホームページ(http://www.cdroots.com/om-raskinen.html)で演奏を試聴することが出来る。フィンランドの人口は500万人で北海道とほぼ同じ、彼の国の民族叙事詩カレワラの伴奏を務めたこの楽器はアイヌのユカラと楽器トンコリの関係にも似ている。遠慮深げな響きのカンテレだが皆んなサンにもお薦めしたい。

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 画像は昨日のもの。大三坂のカトリック教会向かい、喫茶・元町茶寮横の楓だ。雨に濡れた石畳舗道は散った枯葉が敷き詰められてたいへん美しい。裾に紅葉を散らした和装麗人みたいだったり、雨に濡れて流れた絵具のようでもあるIMG_6347.jpg。その小雨だが、今日は小雪に変わってしまった。道行く観光客も背中をまるめてとても寒そうだ。



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