木彫工芸展...とはいえ、最近の彼は金属も多く使用する。とりわけ細目の針金で、天使の羽や、昆虫の足、あるいは蹲る人物像などを巧みに創り上げる。針金は故意にサビ加工されたりするのだが、こうしたものが精緻な木彫のワザと組み合わされて川添ワールドが生まれる。
神業に近い彫刻技術と針金加工に加え、彼にはもうひとつ隠しワザある。流木やガラス片だ。それらは砂浜に打ち寄せられた漂流物なのだが、サビた針金にこれらが加わると「時間」という概念が意識させられる。
この度の作品展は「昆虫」がメインになっている。大きな地球のなかの小さな生命体だが、しかし人類にとって替わって地上に君臨するらしいのが昆虫だ。そんな昆虫に注ぐ作家の視線が今回の主題。
川添洋司・木彫工芸展
11月20日から29日まで
10:00open/19:00close
水曜定休


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