あと二日になってしまった。ただいま開催中なのが西野さんの作品展だ。西野さんは函館出身、トーキョーを卒業、現在は函館を拠点に全国区で活躍する優れた人形作家である。

作品は江戸から明治にかけて使われたキモノ地、それも縮緬を素材にして擬人化された猫やウサギ人形に仕立てられる。古布と呼ばれるのだが、この時代の布は蚕を育てる、糸を紡ぐ、機織りする、染色する、刺繍をほどこす、キモノに仕立てる...といった様々な職人達の手で完成したものだ。それが衣装として様々な人生を飾り、やがて箪笥や蔵にしまい込まれ、それがまたこうして西野さんの手によって現代に甦るのだ。「モノに宿る魂」に圧倒される思いがする。
「西野美津子・人形展」
2月28日まで
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