2010年5月アーカイブ

 観測地がどんどん近くなる。今朝などギャラリー店内になってしまった。久しぶりの上天気、眩い朝日が差し込み、江差塗り箪笥の上に石戸谷さんステンドが影を映してる。これは前にアイルトンさんに褒められた構図だ。ガラス花入れは熊谷マナさん作、そしてスズランはギャラリー前にどんどん繁殖中のもの、間もなく開花しそうなのがわかるかな。
 定点観測地がどんどん自分に近づいてるが、決して横着してるわけではない。店主これからカメラをラケットに持ち替え、次なる定点観測地青柳コートに出かける。
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 定休日なのだが、用事があり八雲町まで往復してきた。八雲は酪農の町なのだが雨模様の中の風景は緑がさえ渡り実に美しい。どこか"アルプスの少女"を思わせる素敵な姉妹の経営するM野牧場に立ち寄ったら、お土産に搾りたてのミルクを頂戴した。土と植物と家畜が豊かに存在する風土は、人を安心させ、豊かな気分にさせるというのを実感してきた。
 画像は途中立ち寄った森町道の駅屋上からのもの。先週は櫻が盛りだった。
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 全国的に悪天候、負けず劣らず函館も相当なもの。強い雨風に打たれて盛りを過ぎた櫻がすっかり散り落ちたし、先ほど覗き見た川は驚くほど増水、濁流と化していた。櫻に続けと開花出番待ちだったリラやスズラン、桐や藤たちも寒さにすくんでしまったし、見上げたら函館山の山頂を早足の霧雲が、見せたり隠したりしていた。
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 これで最後にしますと言いながら、しかし我ら青柳コートでは今や戦いの中にも雅な桜花が散り染めるわけで、これぞまさに汗と落花狼藉だ。その取り合わせの妙に、ついシャッターを押してしまったのであります。
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 ギャラリー店主の櫻探検、水曜日には森町まで出かけたし、今朝は大野町だった。森町では駒ヶ岳を背景に青葉ヶ丘公園の櫻を、そして大野町では清川陣屋街道に散り敷かれた落花の舞いを堪能できた。今年はとてもたくさんの櫻を見た。もう思い残すことは無い...と思ったが水元の名櫻がなあ...。しかし、あそこは一番近くだが水道局の管理が厳しくなって早朝は難しいし、困ったな。
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 大阪在住T姉妹さんはここを日暮し通りと呼んでいる。店主にとりテニスに通う道で、それはいつも早朝、だからどちらかと言えば「朝日通り」なのだ。しかし夕刻函館山を背にして30万都市を眺めやると手前が山の陰で暗くとも、その向こう側が西日を浴びて輝き渡るわけでそれは確かに美しい。今日は生憎だったが、その夕暮れ時の画像を撮ってきた。先日の朝の画像と見比べていただきたい。
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 早起きが習慣になり寝てられない。月曜はテニスがお休みでヤマメも禁漁中、どうしよう。そこで、たまったデスクワークでもしようと階下に降りたらこんな光景が目に入った。朝日が差し込み、石戸谷準さんステンドが美しい影を落としていたのだ。22日まで開催の青い鳥展作品の影である。
 シアワセは足下にあるよ...と、メーテルリンクの「青い鳥」。石戸谷さんはステンド(73500円から)に仕立て、それを朝日が美しい影にした。つまりこれは美しいシアワセの影なのだ。ありがたいシアワセの影をいっぱいに受け止めてるのが江差塗り工房の箪笥(300000円)と、天野澄子さんの花入れ(4500円)で、もちろん購入する方が現れたら作家も店主もシアワセになれる。しかし、こうして作家たちと朝日との美しい競演を楽しめるのは残念ながら店主だけ。
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 3時が魚釣りで6時がテニス、そして9時が二日酔いだ...という初夏の店主寝起き行動パターンを何度も言い書きしてきた。これは季節のせいで目覚めが早くなるわけで、その対応策なのである。このあたり、ヤマメ釣りの解禁は6月1日だ、だから選択肢はまだ二つに限られ、結果としてテニスに精出すことになる。このところ天候もよろしく、無断欠席はほとんど無い。コートからの非常招集電話で断ったのも一度だけで、それも第3の理由ではなく、永年愛用中のラケットHead Radicalストリング張り替え中のためだ。
 メンテナンスのために訪れたスポーツショップだったが、壁一面に並ぶ新製品を眺め、手に取り、素振りなどしてると一つのラケットが掌に馴染んだ。Baborat pure storm tourという。Head radicalにどこといって不満はないのだが、シャフト横に大きく、それもシルバーで描かれたBaboratのロゴデザインが無敵な呪文に見えたのだ。
 そんなわけで、店主は今朝も青柳コートに出かけた。背中のバッグにはHeadとBaboratが収まった。武士の魂が二本、剣豪武蔵の気分だ。
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 これも一日前のハナシだが、目覚めると雨、テニスも出来ないので花見に出かけた。今回は近場で大野町(現在は北斗市になってしまった)方面だ。清川の陣屋跡の桜並木と、大野市内にある法亀寺の枝垂れ櫻だった。因みにこの枝垂れ櫻も「およそ300歳」だそうで雨の中の櫻もそれはそれで楽しめた。
 今日の函館は久しぶりの快晴、五月晴れである。先日みそこなった水元の名櫻もきっと咲き誇ったに違いない。函館山の中腹に仲良く並んでるのだが、そこに辿り着くまでけっこうホネが折れる。しかしそちらも気になるわけで、業平さんじゃないが...世の中に絶えて櫻のなかりせば 春の心はのどけからまし...
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 これは昨日のこと、臨時休業して松前まで櫻ウオッチングに出かけた。降雨予報だったが知内福島峠を越えたら青空が、そして松前に着くと気温も上がり格好の花見日和になった。店主の長い人生でも、松前での花見はかれこれ三度目くらいなのだが、過去の花見はホンのさわりの部分だけ、あとは酒盛りに勤しんだものだ。しかしこの度は満喫できた。殿様の菩提寺に咲く血脈櫻も今をさかりと咲き誇り、それはたいそう見事なモノだった。
 松前の櫻は多品種混在、開花時期もそれに応じて異なる。函館公園や五稜郭、あるいは森町青葉ヶ丘公園などは全部が染井吉野で、そこでは一斉に咲き一斉に散る。それらに比べ、時間差で開花する松前の花見はほぼ一ヶ月続く。町内で見かけたポスターのコピーにこんなのがあった。「桜前線さま一ヶ月ご滞在」
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 今日は仕事を終えての夜桜ウオッチング、久しぶりの五稜郭方面だ。公園そば屋台で購入した焼き鳥と、櫻デザインワンカップ燗酒で店主は花見モードになった。幕末に出来た郭だからその時植えられた櫻は樹齢150年...などという、見知らぬ人の説明を背後に聞きながら、闇夜に満開の櫻という賑やかな非日常空間を堪能してきた。
 次なる目的地は松蔭町だ。そこにはその名も「桜通り」がある。そしてTムラ邸ではW辺師匠指導による櫻ライトアップが楽しめるらしいのだ。閑静なる函館のヤマノテ松蔭町だが、この時ばかりは上野公園、実に頻繁に車が行き来していた。
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 店主ブログ、定点観測地のひとつがここだ。ヨハネ教会敷地の一角、5メートルほどの擁壁上に立つとこうした画像が撮れる。足下に観光客を見下ろす位置関係になってるので、怪しまれぬよう、人出の少ないころを見計らって出かける。
 その観測地には櫻の大木がある。この時期、垂れ下がった櫻を入れ込んだカトリック教会画像を幾度か紹介したはずだ。今回もそれを目論んで出向いたところ、なんとそこに鉄製物置が設置されていた。それでこうした櫻無し画像になったのだが、そうした変化が観察できるのも定点観測ではある。
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 函館のGWはたいへん気持ちの良い日々だった。多くの観光客が訪れ、函館の金庫にもいささかの恵みが訪れたはずだ。ギャラリー店主のところにお恵みがあったかどうか別にして、毎朝のテニスで健康第一だけは楽しめた。しかし、シーズンはじめの4連戦は相当こたえるわけで、降雨中止を祈っていたら嬉しいことに今朝、静かに5月の雨が降っていた。この歳になると休養こそ戦力の一部なのだ。IMG_7568.jpg

 函館山山頂から見えたテニスコートだが、上から見えるという事は下から山頂も見える。どう見えるかというと、つまりこうである。このコートで店主は昨日そして今日、それぞれ4試合楽しんだ。歳を考えれば3試合くらいが無難なのだが、シーズンはじめはつい張り切ってしまう。そして急ぎ帰宅してシャワー、パンに珈琲、階段おりてギャラリー店主となる。そして、椅子に座ったとたん、夢のなかのウインブルドンに出向いてしまったりする。
 戸が開いた気配で目が覚め、すぐさま臨戦態勢に入ってるつもだ。しかし「あまり気持ちよさそうだったのでそのまま帰りました」という後日報告などこれまで幾度もある。店主睡遁の術もあまり当てにならないのだ。しかし、コート周辺の木々は芽吹き始めたし、鶯もホーホケキョの練習に余念がない。そして今年もまたトロロロローというアカゲラのドラミングがどこからともなく響いてくる、そんな我らの青柳テニスコート近況だ。
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 札、旭、帯といったナンバーの車が動き回ってる。本州からと思しきものも混じるとはいえ、GW函館で走り回るのは圧倒的に北海道の自動車たちだ。海底トンネル鉄路が繋がってるとはいえ、やはり北海道が本州とは海峡を挟んだ島であるのを思い知らされる。開花には今少し早い今年の函館だが、聞けば北海道各地からの櫻のお出迎えという方が多い。今少し待てばどこにでも桜前線は訪れるのだが、しかし長く厳しい冬を乗り越えた北国人の、少しでも早く見たいと思うそんな気持ちも良くわかる。
 春らしい陽光に誘われた店主、今朝は函館山山頂ウオッチングだ。明日から青柳コート早朝テニスが始まる。この函館山山頂を仰ぎ見ながら蟻やミミズのごとくはいずり回るわけで、まずは鳥の目で今年の抱負など客観視しようというわけだ。山頂から見下ろしたらコートには人影が見えた。フライングを犯したメンバーらしいのだが、デジカメ望遠を最大にしてもそれが一体誰なのか迄はわからない。しかし敵も気合い十分というのが見て取れた。
 画像は山頂広場だ。蝦夷地を正確に測量した最上徳内...伊能忠敬?の記念碑などあり、その各地からやってきた人々が陽光を浴びて幸せそうだった。
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 ここで何度も書いてきたけれど、"江差の五月は江戸にもない"わけで、それほど繁栄の極みを知ってるのが江差の町並みだ。北前船最北のターミナルであり、また無尽蔵とも思えるほどのニシンが収穫されたわけで、その経済効果たるや想像するに余りある。そうした繁栄の痕跡はとりわけ建築物に顕著に見られ、そんな歴史のつまった古材を用いて組み立て、拭きうるし仕上げで甦ったのが"江差塗り家具"である。そしてその作り手たちだが、歴史的町並み再生保存活動の一環から生まれた"10人ほどの働きものたち"なのだ。
 陶器は英語でチャイナ、そしてこの漆なのだがまさにジャパンと呼ばれる。それというのも漆は高温多湿の日本で発達した環境適応形自然塗装で、"塗っては拭き取り乾燥"させる工程を10回近く繰り返すことで、こうした堅牢な漆が仕上がる。深みのある漆の輝きを眺めてると谷崎潤一郎"陰影礼賛"の世界を垣間見た気がしてくる。

新しくなった古さ「江差塗り工房展'10」
五月末まで10:00open/19:00close
水曜定休(祝日は営業)
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