空中女神

 "二十間坂の女神像"撤去期限の前日である今日、巨大クレーンを駆使して撤去作業が始まった。店主もそうだが、たくさんの野次馬に混じりテレビや新聞の取材記者やカメラマンが大勢仕事をしていた。今夜のテレビニュースや明日の朝刊に露出するその広告効果は推して知るべしで、蟹社長のメデイア戦術の強かさには恐れ入る。しかしこの問題の根本を辿れば、全て函館市という行政機関が惹起した問題なのであり、とりわけ市長の景観認識の貧困さに帰結する。市民にとってかけがえのない資産である景観、それを徹底して守り抜くという気迫と愛情の無さが露呈したのだ。像は一応視界から消えたがしかし問題が解決したわけではない。女神像など枝葉末節で、これからが問題の本論であろう。行政は問題を「住民VS北村蟹店」に図式化、それを斡旋調停するという形でおさめたい様だが、市民同士の対立構造に矮小化してはならない。
 空中の女神像をみてると南茅部産出の国宝"中空土偶"が思い出された。女神を下から見上げるとたしかに中身のない樹脂製カラッポ像だったし、一方の中空土偶はといえば数千年前の縄文工芸家の力作である。そして今から数千年の後、この二つの像が並んで出土する事だってありうるわけで、その時、人々はどんな感想を抱くかそれを知りたいものだ。
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コメント(4)

昨日、オールドミス菊さんで、おしるこをいただき、景観談義で盛り上がっていました。沖縄の三味線の演奏会があったそうですね。長野から友達が来ていましたので、顔も出さずに失礼しました。その後『長月』に行ってきました。

かわぐちえいこう様
「おしるこ」と「手打ちソバ」というのも味な組み合わせですね。そこに二十間坂のカニ風味が加わるとこれはもう函館の今が旬とでも言いましょうか。この季節になると娘のアッシーで出向いた銚子ビーチの出来事が思い出されます。あの時は本当にお世話になりました。娘達はことの重大さを解ってるのでしょうかね。重ねてお礼を申し上げます。

お早うございます。ようやく、撤去されたようですね。
どこかに運び去るのかと思ったら、屋上に保管するとか。
しかもブルーシートに簀巻き状態で…。ということは、
ロープウエイなんかから見えるわけでございましょう。
どんな状態で安置されているのか、分かりませんが、
本質的に景観保存の意味を分かっていないんだなと
思いました。そもそも、安置場所の屋上は、観光客と
市民に開放するといっていませんでしたっけ…?
いちいち、その場しのぎ的なやり方も、信用できません。

今日は、第2回目のねこマルシェですね。
盛況に終わりますよう、遠い札幌から祈っています。

MORIHANAさま
美しく気持ちのよい環境をどう維持していくかこそが景観行政なのですが、メデイアではこのあたり議論が全く欠落しているわけですね。もとろん業者の問題でもありますが、煎じ詰めればそうした事に無関心だった行政、とりわけ「文化と子供の未来…」とか語って当選した現市長の行政センスの問題であると思っています。だから問題はこれからですね。
ねこマルシェですが、規模も拡大してたいへん熱かったし、気温もまた暑かった。めめこサンビールがよく冷えていたらというのが唯一の不満かな。そうそう店主の似顔絵描きもいまいちでした。

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このページは、村岡武司が2010年8月19日 18:39に書いたブログ記事です。

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