2011年8月アーカイブ

 朝10時、函館港に停泊中の海王丸が出航するという。原発とは異なり、人類が作った最も美しいものが帆船だと言われてるが、練習船とはいえ4本マストの大型帆船は見てるだけでココロわくわく踊りだす。店主この船を見るのは三度目になるのだけれど、月曜は早朝テニスもなし、そこで、さっそく西埠頭に出向いてみた。
 港の駐車場はほぼ満車、多くの市民が海の貴婦人の出航を見送りに来ていた。テニスコート仲間T山選手や、市役所のS尾氏やビデオ撮影F田氏らと顔を会わせたが、何と帰り際、すぐ側で熱心にCanon望遠レンズを操作中のTムラ君を発見したものだった。
 海王丸10時出航予定は11時に変更、しかしドック先に実は日本丸も停泊中で、こちらは10時の出航...という情報がF田氏から伝えられた。見逃してはならじと外人墓地方面に出向いたが、すでに船影は港外に、それも意外に早い船足だ。またまた追撃して結局穴間のペンギンズバレイ前で函館山の裏断崖むこうに消え去る日本丸の見送りに成功した。
 出航する帆船の伝統的儀式が登墻礼だ。大勢の乗組員が帆桁にずらり並んで,見送る市民に「ごきげんよう〜」と別れを告げるのである。最上部の帆桁など50メートルもありそうで、見下ろせば目もくらむに違いない。見送る方も声を上げ手を振って答えるのだが、セレモニーは感動するように出来上がってるとはいえ、海と陸との別れはたいそう美しく演出されていた。画像の愛惜をしめす手は偶然写った隣にいた女性のもの。
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 豪雨が数日続いたが、今日は久しぶりの真夏の太陽が暑く、まぶしい。各地の夏の祭りも済んであとは秋の収穫祭、しかし、それとてセシウムやらプルトニュームやらの汚染が心配で素直に喜べないのが何だかかなしいけれど。
 明後日の日曜、天気も良さそうだし、みなさまそろって元町の路面バザーに出かけてみては如何だろう。昭和モダンのめめ子さんやギャラリー村岡前あたり、そして隠れた魅力である細い小路を舞台にして、飲や食をはじめ本や衣やcdなどなど古き良きものたちがたくさん並ぶ。函館市民ならよくご存知"山猫博士"がギターを抱えて応援に駆けつけてきたりするわけで、この一帯は一層魅力的な空間になります。画像はそのポスターで、地域住民である若いアーチスト・早坂クンのイラストはいつもとてもグッドだ。
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 ギャラリーから徒歩でおよそ5分のあたりに船魂神社というのがある。日和館手前を左折し、提灯に浮かび上がる石段を昇るとそこが境内。ビールや焼き鳥もだが小さな社では神楽が披露されていて、見慣れた顔の神主サンが盛装で居住まいを正していた。「北海道最古の神社です」と神主サンから伺ったことがあるけれど、見ればたくさんの幟にもその旨が染め抜かれている。特設舞台からは餅が撒かれ、店主も3個ほど入手し、何か良い事がありそうな気分になったけれどここは船舶の航行安全を祈願する神社なわけで、見上げると夜空に船舶で使用する信号旗が微風にゆらり揺れていた。
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 誕生してからかれこれ30万年、とにかく我ら人類は実に様々なモノを作り続けてきた。自然にあるものを利用するだけならサルでも出来るが、言ってみればモノを作るからこその人類だろう。石器や土器に弓矢や釣り針、刃物なんかオトコたちの必須アイテム。そして女性たちの仕事だった衣服や住いに関するモノなど、少し前まではだれもが工芸家だった。
 やがて水車風車馬車や船、飛行機、ミサイルなど次第にモノ作りも専門的に分業化するわけだが、しかし極め付きと言えば原子力だろう。手でつまむ事はおろか目にも見えないミクロの世界に途方もないエネルギーが秘められてるのを発見したのである。それは最初は殺人のための爆弾に、続いて平和利用と称する発電所に導入され、我々日本人ががその両方の悪魔的な力を身近に体験したのはご存知の通り。さすがに「311フクシマ」という大きな犠牲を払って急ブレーキがかかったにに見えたその原子力発電事業だが、しかしそう簡単に諦めきれぬらしく、ことは確信犯的様相を呈し始めている。
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          Tムラ氏による函館から津軽海峡向こうの大間原発遠望画像です 

函館から津軽海峡をはさみ最短で16キロの地に下北半島・大間町がある。言わずと知れたマグロ一本釣りで名高いのだが、その地にプルサーマル型原発が建設中だ。現在ほぼ4割ほど完成して、現在中断してるがるのだが、ブレーキのない自転車は転ぶか、もしくは走り続けるしかないらしく「4割までできてるので計画続行」というワケのわからぬ理由で工事は再開しそうな状況にある。もちろんどの原発も許されるものではないが、しかし函館の至近距離にあり、それもフルmox型という最悪の原発を許すべきではない。稼働する前にぜひ廃止させなければならないと切に思う。
 今現在もフクシマからはとてつもない放射性物質が垂れ流され、多くの犠牲を払いながらもその終息は極めて困難な状況だ。原爆のごとく即死に結びつかないだけで空気や水や食料を強力に汚染する訳で、未来を奪うという意味で同じかあるいはそれ以上だ。考えるほどに気持ちが滅入る。
 ヒトの役に立つものを、美しく作り上げてきたのが工芸家たちだ。それは原始時代から延々と続けられてきたわけでその精神は今も変わらない。荒巻裕子さん、安藤エツ子美香さん、石戸谷準さん、くまがいマナさん、こがめいずるさん、佐藤国男さん、谷目基さんたちの工芸活動に触れ、今一度勇気を持って現実に立ち向かい、未来を創造する縁として頂きたい。
「ワタシタチの原始力」展
期間:8月30日まで
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 はこだて港祭りの二日目は恒例の一万人パレードだ。昭和9年の大火で意気消沈した市民を鼓舞するため、時の斉藤市長(間違いで坂本森一というのが正解)が始めたもので、市内の企業や団体がそろいの浴衣に団扇を手に十字街からスタート、そろりそろりと踊りつつ当時の振興繁華街駅前大門地区を目指した。しかしこのパレード、近年はすっかり「イカ踊り」に席巻されてしまってる。
 イカ踊りで所謂"山車"に相当するのが大型トラックだ。照明や音響機器を満載し、乗り組んだマイク片手の煽り手が山車の後に続く踊り手達を叱咤激励する。「元気がないぞ〜どうだ見えるか〜 あれが目指す大門の灯りだ!」といった台詞で煽るのだが、踊り手達はそれに乗せられて大門までの約2キロを「いかいかいかいかイカ踊り!」と踊りまくる。そうした山車は参加団体ごとに用意されていて、今年は10チームはあっただろうか。沿道の観衆はそれを見て今年の景気判断の糧としたりする。とてもワイルドでかつアナーキーなこのイカ踊りだが、この都市に秘められたエネルギーのひとつと言えなくもない。パレードが動き出す前、十字街商盛会の屋台で焼き鳥ビールを楽しんでたら新市長に出会った。上機嫌であったがその気配りと笑顔に齋藤市長(坂本市長)の姿がだぶって見えた。
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 函館、今日から夏のお祭りです。初日は花火大会で、エコロジーライターのF島夫妻と一緒に花火師たちの精魂込めた作品を鑑賞した。坂本ファームのトウキビや枝豆と一緒にチリやアルゼンチン産のワインを楽しんだけれど、午後実はK池さんがサントリープレミアムモルツ持参して来館、そこに金沢のM野さんがご登場して店主もつい昼酒のまつりモードでありました。
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