朝10時、函館港に停泊中の海王丸が出航するという。原発とは異なり、人類が作った最も美しいものが帆船だと言われてるが、練習船とはいえ4本マストの大型帆船は見てるだけでココロわくわく踊りだす。店主この船を見るのは三度目になるのだけれど、月曜は早朝テニスもなし、そこで、さっそく西埠頭に出向いてみた。

港の駐車場はほぼ満車、多くの市民が海の貴婦人の出航を見送りに来ていた。テニスコート仲間T山選手や、市役所のS尾氏やビデオ撮影F田氏らと顔を会わせたが、何と帰り際、すぐ側で熱心にCanon望遠レンズを操作中のTムラ君を発見したものだった。
海王丸10時出航予定は11時に変更、しかしドック先に実は日本丸も停泊中で、こちらは10時の出航...という情報がF田氏から伝えられた。見逃してはならじと外人墓地方面に出向いたが、すでに船影は港外に、それも意外に早い船足だ。またまた追撃して結局穴間のペンギンズバレイ前で函館山の裏断崖むこうに消え去る日本丸の見送りに成功した。
出航する帆船の伝統的儀式が登墻礼だ。大勢の乗組員が帆桁にずらり並んで,見送る市民に「ごきげんよう〜」と別れを告げるのである。最上部の帆桁など50メートルもありそうで、見下ろせば目もくらむに違いない。見送る方も声を上げ手を振って答えるのだが、セレモニーは感動するように出来上がってるとはいえ、海と陸との別れはたいそう美しく演出されていた。画像の愛惜をしめす手は偶然写った隣にいた女性のもの。








