原発事故に関する対応には男女の違いがありそうだ。少なくとも店主の周辺ではそのような傾向が強い。男の場合、政治的社会学的に事故に至ったその背景分析に情熱を注ぎ込むし、一方女性は、そんな背後関係を詮索したところでこの無茶苦茶になった現実には何の役にも立たなく、何よりも放射能まみれになった現状をどうするかが先決でしょう...という現実論が優先してる。男達が様々な情報で原発マフィアの実態を研究してる一方、女性達は高価なガイガーカウンターを購入して汚染状況を徹底的に調べあげたり、インターネットで同志を集めては内部被爆に軽減効果のあるという発酵菌を育てたりしている。きっと生命というものに直に向き合ってきた女性と、社会組織内で悪戦苦闘する男性との違いかもしれない。
原発はナマズの巣窟みたいな日本列島上に54発も存在してしまった。われら市民は次なるフクシマはどこかと日々恐れおののきながら暮らしてるのも事実で、これを全廃させるためにもその悪魔の構図を分析する必要はある。だが全廃に成功してもその核廃棄物をどうするかという難問もまた控えていて、起こった一つの事故すら手が付けられないでるのに、他の53発の事など考えたくもないというのも正直なところ。思えば何と気の滅入る事であることか。
そんな近頃だが、心に暖かい灯がともるニュースがあった。太陽光と二酸化炭素と水だけで有機物を作る実験に成功したというのだ。大手自動車会社の研究室でのハナシだが、思えば生命は全てこの光合成に依存してるわけで、この技術が核開発に先行してたらこんな不幸な事態は起こらなかったかもと少々残念..













