2011年11月アーカイブ

 先日降った雪もすっかり消えて、今は遠く横津岳山頂辺りに白いものが見える程度。大三坂の真っ赤なナナカマド実も半分ほどは石畳路面に散り敷かれている。多いところでは房状になったものが積み重なりあい、枝も路面も、とにかくスカーレット一色でこれまた見事。
  そんな坂道に鳩達が集い、仲良く朝食していた。先日より仲間が増えた様だが、接近しても夢中で逃げようともしない。もちろんメインデッシュはナナカマド実だが、見れば、食べるのは人や車に踏みつぶされたもので、拾って観察してみると果肉ではなく種子だけを食べてるらしい。植物の種子は鳥達に運ばれる事が多い。糞と一緒に別地点で排泄され、その地で繁殖すると言われるが、種子を消化してしまうわけだから鳩の食生活は木の実にとり有益ではなさそう。
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 ギャラリーには天使たちがそろい、お隣のヨハネ教会でもクリスマスの飾り付けが始まった。横階段にクリスマス・クリブスが、そして今年も思い切った高みにリースが登場してる。
 F井牧師さん夫妻はとても働き者だ。芝刈りやら花壇の整備やらといつも元気に動き回ってるのだが、このリースの飾り付けだけは立ち会えない。気がつけばいつの間にやら設置が済んでる。案外、天使にでもお願いしてるのかもしれない、ね。
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顔をかすめる外気に、
時折、心の底に眠っている遠い記憶を呼び覚まされることがあります。
その鮮烈な匂いはいつも心を晴れやかにしてくれます。
濃密でいて爽やかな風の様な現象。
主張せず、漂い、確かな生の軌道に誘う存在。それが私にとっての天使像です。
                            川添洋司

川添洋司 作品展   ー天使ー
期間 11月23日から29日まで
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 ギリシャに次いでイタリアがヤバいらしい。ドイツやフランスもそうで、どこもここも国家経済が深刻らしい。アメリカや日本だって財政破綻が現実味を帯び、アメリカではすでに自治体破産が現実に起きてるという。
 国家財政が破綻したらどうなるか?当然マネーを介在させたシステが破綻するという事で、早い話が物物交換時代に戻るのだろう。交換する物のない日本はたちまち原油や食糧が不自由になり餓えと寒さに襲われ事になるのだろうナ...などと足取り重く近隣散策してたら、道ばたに転がってる柿を発見した。おもわず視線を上げたら何と柿の木がたわわな実をつけていた。テニスコート近くのB場さん宅以外で見るのは初めてで、こうした自然の恵みはことの外有り難く見える。分厚い札束より一個の柿の実がありがたい、そんな時代が近いのかもしれない。
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 先日元町配水場の葉桜を紹介した。ここ実はロープウエイの駅前で、その真ん前には「そば粉100%」の店がある。さぞロープウエイ搭乗客にアッピールするだろうと思っていたのだが、しかし、あまりにも真上を通過するため思うほどに効果はないらしい。店からゴンドラが見えるからといって、その逆はあり得ないわけで、ゴンドラ搭乗者に見える足下といえば自分の靴と、それが踏みしめてる床くらいのものだ。「灯台もと暗し」と言っても良いが、瀟洒な建物なのに屋根に広告とは「ヤーネ!」と、これは山猫博士のギャグ。
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 大三坂の街路樹はナナカマド。初夏には目立たないが地味な白い花をつけ、やがて固い小粒の実を結ぶ。秋の紅葉もなかな良いのだが、その頃から朱赤の派手な実がひときわ目立ち始める。落葉した後の、とりわけ雪の降った朝など、完全に彼女達の世界となるのである。
 雪の季節に来てみたいと仰る方も多い。そんなわけで今朝、使い古しのLLBeenガムシュー履いて出かけた近隣散策は大三坂だった。何処から来たのか鳩たちが数羽、路上に落ちた赤い実を一生懸命啄んでいた。
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 桜の見頃と書いたばかりだが、一夜明けたらこれこの通り。明け方から降り続く雪で函館元町もすっかり冬の佇まい。白髪のジャンヌ・モローというかカトリーヌ・ドヌーブといいますか...、とにかく「今」が一番美しいのですという気迫が美しくみせるのでしょう、ね。
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 桜が美しい季節だ。春の朧なる桜花ではなく、散り行く寸前の紅葉した「葉桜」のこと。楓ほどの目映さでもなければ、また銀杏ほどの賑やかさでもないのだが、店主には秋の魅力の一番がこれかもしれない。遠い昔にみたフランス映画の女優という趣で、とても心惹かれるのである。
 函館公園など名所の場合はスケールとしての感動があるが、しかし雨雲などがたれ込めた静かな街角などで突然出会い、言い知れぬトキメキを覚えたりする。そう言えば去年の今頃、盛岡の歴史的町並みを彩っていたのもこうした葉桜たちであったなあ...と、思い出しながら今朝も近隣散策してきた。
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 .寒さもひとまず和らいで、どうやら雨が降り出すらしい。桐の木もすっかり落葉し、ギャラリーも全身姿を見せている。
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 恒例「よろみ村収穫祭」を開催している。奥能登山中で自給自足生活を実践して30年、逞しくかつ真摯に暮らす「よろみ村民」の収穫物を展示販売中だ。現代では最も理想的な状態で育てられた米をはじめ、柿渋染めや藍染め、書や暦などが出展されている。世界中にまき散らされてる放射能や、貪欲マネー原理主義に汚染されてしまい、まさに絶滅危惧種となってしまった我々にとって、希望であり、とても勇気付けられる作品展。
「よろみ村収穫祭」
11月22日まで
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 とうとう降ってきました、今年の初雪。台湾とおぼしき団体さんが首を引っ込め背中を丸め急ぎ足で通り過ぎ、店主デジカメつかみ函館山向かってシャッター押して急いで引き返してきた。お〜さむ!
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 毎朝テニスもこの日曜日で終了した。ホッとするけれどしかし、それに代わるものを用意するのがまた大変。さて何をしようかナなどという思考作業なしで、条件反射的にラケット抱えて飛び出せば良かった昨日までがとても懐かしく感じられる。
 そんな店主だが布団に入る時には必ず本を持ち込む。これは二宮尊徳の教えではない。それが証拠に横目で辿る文豪達のアノ文その文も2ページに行く事は絶えて無く、殆どが睡眠薬みたいなものなのだ。しかし昨夜の本は翌日まで効き目があった。加島祥造訳アイルランド詩人イエーツの詩だが...

疲れた時代の疲れ果てた心よ、さあ
善悪正邪の編み目を抜け出て
ここに来ないか
夜明けの光のなかで
ふたたび笑わないか、心よ、
朝霧のなかでまた
深い息をしないか

 詩はまだ続くのだが、店主この辺りで寝てしまった。しかし早起きして定点観測地のあの場所から朝霧の画像を撮ろうとココロにきめ、その通りにラケットをNIKONに持ち替えて撮ったのがこれ。
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 市民感謝デイとかで、本日函館山ロープウエイは無料開放。バレーボールのテレビ中継は日本がブラジル相手に2セット先取という緊迫場面だったが、家人の要請で晩酌中店主はエマちゃん運搬係で狩り出される。徒歩1、2分でロープウエイ乗り場に着くが、さすがに終業間際のせいで乗客はぱらりとほぼ定員。それでも何人かの知人に出会ったりして、山頂に運ばれ、久しぶりの夜景を眺めて地上に帰還したら何と、日本バレーはブラジル相手にストレート勝ちしておりました。
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 シーズンだから仕方がないが、店主ブログこのところ紅葉とか落ち葉の話題ばかりだ。で、いつもwhat's new...と努めるのだけれど如何せん近隣散策、どこも見飽きたとは言わないがどうにも「日常からの飛躍」に欠ける。今日の画像は、元町配水場の紅葉桜に山頂行きゴンドラを配してみた。左端にある屋根に描かれた文字「100%」が妙に目立つけれど、この建物は蕎麦店で「そば粉100%」の一部だ。ゴンドラ乗客にアッピールしてるのかもね。
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 これは昨日のこと、森町まで出かけてきた。駒ヶ岳の麓あたりをうろつき、ついでに留の湯でひと風呂浴びて帰途に。往きは5号線の峠トンネル経由だったので同じ事の繰り返しというのもなあ、と城岱牧場経由を選んだ。それは一寸した山岳ルートである。
 トンネルが出来る前に利用されたのが旧山道の峠越えで、今はすっかり忘れ去られた草深い砂利道だ。大沼地区と渡島平野とをつなぐルートは三つあり、一つはその旧道で、最も一般的なのがご存知5号線のトンネル経由。そしてもうひとつが十年ほど前に整備されたこの山岳ルートである。この地に惚れて移住してきた高名な指揮者の夫人は「あれはまるでハワイですよ」と語っていたのを思い出すが、壮大なパノラマが楽しめ、行った事ないが、おかげでサーフィンとフラダンスばかりがハワイじゃないという認識が出来た。
 これはその展望台からの函館山遠望だ。さしずめダイヤモンド・ヘッドみたいなものだろうか。
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 TPP問題が話題沸騰中だ。参加に対する賛否が激突、ここ数日が天王山に相違ない。今更店主ごときがぐだぐだ言うべき事でもないが、しかしこの場を借りて店主も表明しておきたい。絶対反対!と。
 現在、アメリカで火がついてるデモだが、そのキーワードが「99対1」だ。1パーセントの人間が富の99パーセントを所有する現状にNoを突きつけてるのだろう。そうした富の偏在するような社会システムは新しい形の奴隷制度社会だと思う。そうしたアメリカの現状はT村クンが教えてくれた「貧困大陸アメリカ」に詳しいが、どう言い繕うともカネによって支配する奴隷制度である。TPPはそうした流れの上に存在する問題で、グローバライゼーションと言えば聞こえは良いがとどのつまり、世界中をその強欲システムで覆い尽くそうというだけのこと。アメリカ、日本、ブルネイ、ニュージーランド、チリなどという国家間の自由貿易などでは無く、アメリカの中の1パーセントが、それ以外の国家の99パーセントをも支配するという構図だ。本当の豊かさは、地域の多様性にあるわけで、こうしたローカライゼーションこそが今や世界の主流なのにだ。
 ペリーの黒船艦隊が日本を開国させたのは常識。艦隊はまた函館にやってきて3週間ほど過ごしたのも函館の歴史である。函館市が元町公園に開港広場なるものを作ってペリーを顕彰してるのを思い出して出かけてきたが、しかし我々よりカラスの方が賢いのでは?という場面に出くわしたので紹介する事にした。
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 合併で函館になってしまった下海岸地区を除けばであるが、函館市民は皆函館山を見上げて日々を過ごし、函館山の方も函館市民たちに優しい眼差しを注いできた。これは何もここだけではなく集落近くの山は皆そうした信仰や親しみの対象となってきたわけだ。
 先日早朝、店主がシンポジウムで用いるスライドの撮影のため、T村君が函館山山頂に出向いてくれた。行きがけに着信専用携帯電話を託されたのだが、6時半、着信音とともに店主に指示が下される。寝ぼけ眼をこすりながら戸外に出るのだが、もっと右とか左とか指令が出て、結局向いの車庫前に落ち着き、今度は、手を挙げてとか下げてという細かな要求だ。こちらもニコンの望遠で見上げれば、山頂展望台にT村君らしき微かな人影が確認出来た。
 おかげでシンポジウムも大過なく終える事が出来た。T村君にはいつもお世話になり深く感謝してるが、こうして函館山は店主にとり益々尊敬や感謝の山となって行くのである。ありがとう函館山、そしてT村君!

函館山山頂からT村君が撮影した元町の町並みと、住民がひとりだけ...
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 やわらかな日差しに誘われての近隣散策、例によって快晴無風気持ちのよい午後だ。西高入り口あたりで、この辺りの大道画家の先覚者K鳥さんと立ち話できた。体躯そのまま丸みを帯びたとても実直な人柄で、少しの会話でもこちらの気持ちが清々しくなる。もちろんコピーではあるのだが元町風景ハガキサイズ、フレーム代込み1000円が彼の生活基盤。どう?と聞いたら「昨日一週間ぶりに二枚売れました」とあっさり仰る。毎日たくさん売れると嬉しいだろうが、そうでなくとも毎日ニコニコと日溜まりに座るK鳥さんが羨ましくもある。
「何だかこのごろカラスが増えたみたいだね」とK鳥さんが言ってたけど、帰りに見上げたらロシア教会の屋根にもカラスが一羽...
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 二度寝してしまい戦場からの電話で起こされた。ラケット抱えてコートに駆けつけ、やっと四人揃いの即実戦と相成った。本日また快晴無風の絶好テニス日和で、こんな朝には原発事故もTPPも、欧米や日本の経済危機すらしばし忘れる事が出来る。
 こういう日には雪虫が発生する。アブラムシの化身らしい彼らも、快晴無風に誘われてとど松の根元や降り積もった落ち葉の下から這い出すのだとか。静かでエレガントで、何だか海中を浮遊するプランクトンみたいでもある。木立の影を背景に逆光を受けて舞い漂うおびただしい数のそれは、太古から連綿と現れ、そして消えゆく夢幻の様だ。
 冷えた成層圏大気のせいだろう、このところこの時間、ジェットストリームが青空を切り裂くのが見える。いつも北から南へで、きっと千歳発羽田行きの一番機だろう。小さく見えるが意外に大型の旅客機で、後部から鮮やかな白線を吐き出しなら函館山の向こう側に消えて行く。
 雪虫を数えたり飛行機雲を眺めたりと、なかなか試合に集中できない。とうとう試合は完敗だ。しかし空飛ぶ彼らのおかげで、ある事に思いが至る。昔ながらなのは雪虫ばかりではなく、象だってキリンだってそうだし、モミジや蔦だって昔のままだ。チーターがストップウオッチ片手に、特訓に次ぐ特訓をかさね「今日のオレは昨日のオレじゃないさ!」と自慢したりするだろうか。「ヒトが手がけたもの以外は全て太古のまま」だとあらためて気がついた。とすると、ヒトだけが速さや効率や経済性を追求する「進化する種」と言う事になる。ダーウインに聞いてみたいものだが、変わらぬままの世界のなかで「変わる事」をし続けてるのが人類で、それこそが不幸の始まりではなかったか...。
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